20年前と比べて、日本で発生している食中毒の件数を厚生労働省の統計データで見てみると、さほど昔と比べても食中毒の発生件数は減ったとは言えないことがわかります。数年前に発生した腸管出血性大腸菌O157による食中毒や、ノロウイルスによる集団発生食中毒などが未だに発生しており、日本国内における食品安全に対する注目度は依然高いものとなっています。食品に種類にもよりますが、特に生肉を扱うような食品の製造・調理においては、もともと食中毒菌が存在する可能性が高いため、中にしっかりと火が通ったかを確認することが重要な管理ポイントとなります。多くの食中毒を引き起こす細菌が、中心温度が75℃1分以上の加熱で死滅するからです。

では、その食品の温度を計測し食中毒を引き起こす細菌が死滅したかどうかを確認するには、どうしたらいいのでしょうか。それは、センサーつきの温度計でセンサーを食品の中心部にさし、中心温度を測定することになります。規定の温度に達していれば食中毒菌が死滅していることが分かり、逆に規定の温度に達していない場合は食中毒菌が死滅していない可能性が高いことになります。この衛生管理において重要な役割を果たす温度計ですが、そのセンサーの精度が低かったら食中毒になってしまう可能性があります。

そのため、その温度計が精度が一定に保たれているか、故障をしていないかを確認するために、センサーの定期的な校正を行ったり修理をすることが大事なポイントとなります。温度計のセンサーのことならこちら